ヨーロッパの古い街並みを訪ねると、建築年代が記された家をよく見かけます。
民家でも数百年をを超えるものがあり、伝統を誇りとしている気持ちが伝わってくるものです。
幾世代にもわたって家族を守り続けた家。使い込むほどに価値と気品が高まる家。
そんな住まいづくりの奥にある思想を、「煉瓦の家」は追求しました。
私たちは、ホームビルダーとして、日本の風土に合った「煉瓦の家」を提案します。
土、水そして火といった自然のものだけからできた“煉瓦”のもつ
独特の色合い・質感は、まるで自然と一体になったかのように周囲と調和します。
周辺環境を拒絶するように建つ人工的な建物とはまったく逆に、
人の心に限りない心地の良さを感じさせる“煉瓦の家”が、
何千年にもわたって愛され続ける理由がここにあります。
日本初から世界の特許へ「エターナルウォール工法」は、日本の気候風土に合わせて研究開発された「煉瓦の家」独自の工法によりスペイン産の本物の煉瓦を取り付けていきます。この工法は、耐火、耐震、撥水、凍害などの国土交通省の様々な性能試験に合格しました。
雨に、風に、雪に強く歳月を重ねるほどに味わいが深まる煉瓦。世界最高峰のスペイン煉瓦は、厳しい品質管理とたゆまぬ技術的研究の成果です。
不純物の極めて少ない粘土を粒子レベルから均一に精製し、加工して成型、十分に乾燥させたあと、約1,100℃の高温窯でしっかりと焼成。
ひとつひとつ入念な工程により仕上げられます。更に凍害試験、給水検査、寸法誤差検査、曲げ、圧縮強度試験など厳格な品質チェックをクリアしJIS規格より厳しいヨーロッパ品質基準をみたしたものだけが、日本に送り出されるのです。
床・壁・屋根などの躯体を“面”で構成する壁式構造が特徴の「2×4(ツーバイフォー)工法」は、自然災害の外力を一点に集中させず面全体に効率的に分散することによってその強さを発揮します。「煉瓦の家は」、㈶建材試験センターにて、2×4工法の約1.6倍という壁倍率が実証されました。
平成9年「㈶建材試験センター」にて防火性能試験を行いました。この試験は、実際の住宅の壁と同じ仕様で建物構造躯体をつくり、煉瓦表面840℃まで加熱し、このときの木部(構造体)温度が260℃(着火温度・火災危険温度)にならないかどうかを試験するものです。結果、煉瓦の表面温度が840℃に達した時、木部の温度は233℃(1回目)、243℃(2回目)というデータを得、国土交通省が規定する防火構造の防火性能試験に合格、優れた防火性が証明されました。